瞑想のあるLifestyle

瞑想のある日常のモノ・コト・オモイについて綴っています。Keywordは『自分のモノサシ』

わたしの父

まるで、小学生の作文のようなタイトルです。

 

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父が自費出版した本。

タイトルは

「おとうさんのかお」

当時4歳の私の娘が書いた文字です。

怪しげな暗号みたいです(汗)

 

本の一番最初には、

私が小学校2年生の時の詩、

「おとうさんのかお」

が載せてあります。


今週のお題「お父さん」

 

私の父は、何と言うか、

およそ「規格外」の人で、

「普通の人だったら・・」

というのが当てはまらない人でした。

 

筋の通らないことが大嫌いで、

猪突猛進ゆえ、

おかしなことをする相手には

どこまでも食って掛かり、

間違ったことはしていないのですが、

それゆえに敵も多い人でした。

 

この「猪突猛進」と「自分のやりたいこと」は

いつも最後までセットで動くため、

「やり遂げる」

という結果がついてきました。

 

この「自分のやりたいこと」は、

決して自分勝手なものではなかったのですが、

 

少々、スケールの大きいものの時は

必ず「人のため、地域のため」であり、

それゆえ、仕事も家庭も放り出してそちらに

「猪突猛進」し、

失敗しても失敗だと感じないため、

最後は「成功」を手にしていました。

 

(※家族は少々大変ではありましたが・・)

 

小さいエピソードでは、

 

60歳で骨折をして入院すると、

「早く治す」が

「目の前のやりたいこと」になり、

それ以外考えないため、

お医者さんの言うことも無視して

必要以上にリハビリをし、

結果、

同じ頃、同じ怪我で入院した20歳の男子よりも

早く退院するとか・・

 

音痴なくせに何を思ったか、

詩吟や民謡を習いだし、

あまりの劣等生振りに呆れた先生からは、

他の生徒の邪魔にならないよう

教室の隅に追いやられ、

それでも毎週欠かさず教室に行き、

 

また「恥ずかしい」という感情もないため、

朝は庭先で道路に向かって詩吟を大声でやってから仕事に行く。

(家族は恥ずかしい・・)

 

その結果、10年後には姪や甥の結婚式には

必ず詩吟や民謡のリクエストが来るようになりました。

 

「怖い」という感情もないため、

ヤ〇ザさんのおうちにでも、

近所の人の苦情の伝達係になる。

 

本人曰く、

「まともな事を言いに行くのに、

何の怖いことがあるんぞ。」

 

まぁ、確かにおっしゃる通りですが・・

 

エピソードを持ち出すと

親戚一族や、地域を揺るがすようなことから、

笑い話まで

有りすぎて、有りすぎて・・

 

以下に性格を列挙してみました。

 

・「規格外」

・「自分のやりたいこと以外頭にない」

 ・「恥ずかしい感情はない」

・「怖い感情もない」

・それゆえどこまでも「猪突猛進」出来る

・失敗を失敗と感じないため、結局「成功」に辿り着くしかない。

・人に対して分け隔てがまるでないので、子供から外国人まで自分から寄っていく

(※日本語以外しゃべれない)

・「人のために惜しまず動く」

(※しかし本人には人のためにやっているという感覚はない。

ただやりたいからやっているだけ。)

 

家族はそんな父を見ていて

恥ずかしかったり、

止めるのに苦労したり、

理解できなかったり、

結構大変でもありました。

 

でも今思うと、

父は本当に

「ありのままの自分に忠実に動いた」

だけだったように思えます。

 

父はある意味

「子供」

のままで、

とても

「純粋」な

人だったのだと思います。

 

もしかしたら

「昭和」「平成」

という、

人が作った常識という“枠”が

しっかり息づいていた時代では、

風当たりが強くて

生きずらかったかもしれない。

 

でも・・・

 

その風当たりさえも

本人は感じていたのかどうか (笑)