終戦記念日が近づき、
思い出したことがありました。
70余りで亡くなった叔父の遺影は、
17歳で出征した時のものでした。
その時は兄と
そんな若い時の写真なんて反則!
と、笑っていたのですが・・・
叔父はメカが好きで、
17歳の時、特攻隊に志願しました。
そして出撃基地のあった知覧まで赴き、
後二日後には自分が飛び立つ日、
という時に終戦を迎えました。
多くの仲間が帰らぬ人となった中、
叔父は無事で帰れたことを悔やんだそうです。
そして生き残った戦友達との
毎年行われた会合には
どんなに遠くても必ず出席していました。
今になって叔父の気持ちが少しわかりました。
きっと、17歳で出征した時点で・・
そこで叔父の人生は終わっていたのだろうと・・・
だから遺影がその時のものだったのだろうと・・・
きっと本人が望んだのだろうと・・・
そばで見ていると幸せそうに見えたけれど、
その後の人生は叔父にとってどうだったんだろう・・・
どんな想いで生きていたのだろう・・・
入道雲をみていると
ふとそんなことを想いました。