ブルックリンの街が一望できる
アパートメントの5階に40年住む画家夫婦。
とても気に入っているこの部屋での唯一の悩みはエレベーターが無いこと。
そこでこの部屋を売り、新しい家を探そうとするのですが・・・
ものすごく安定感のある映画でした。
やはり、大御所の二人によるものなのでしょう。
ブルックリンの景色
街中の様相
アパートメントの雰囲気
その中に溶け込んだ老夫婦の存在と紡いできたモノ
それらが
見事に織りなされて美しい一枚の絵を見るかのようでした。
特にクライマックスがあるとかではないけれど、
周りの人達のセリフと
二人の会話が映画にテンポを与え、
観るものを退屈させない。
そしてモーガン・フリーマンの出す
イヤミや切り返しや本音が
とてもウィットに富んでいて素敵。
自分たちが紡いできたもの
自分たちのかけがえのないもの
相手への思いやり
それらを大切にする
そんな素敵な大人な夫婦になりたいものだ。
憧れる夫婦像でした。